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「バリア機能」を低下させて敏感肌、乾燥肌を作ってしまう生活習慣とは?

上田式美容鍼灸Ⓡ、衣笠仲通鍼灸接骨院院長の加藤宏です。

 

突然ですが、なぜ肌が乾燥したり荒れたりといったトラブルが起こるのでしょう?

今回は身体を守るお肌の機能についてお話します。

 

「肌のバリア機能」って何?

私たちの身体は沢山の臓器から出来ています。

その中で一番大きい物は「皮膚」です。

大人でおよそ1.6㎡、だいたい畳一枚分くらいの大きさがあります。

 

この最大の臓器は最大の「免疫機構」でもあります。

人体の内側と外側の境界にあり、外からの刺激を感知し、微生物などの侵入を防ぎます。

また、体温調節や水分の保持にも役立っています。

 

お肌が身体を守る機能を「バリア機能」と言います。

皮膚の三層構造(表皮・真皮・皮下組織)の一番外側にあるのが表皮。

表皮はさらに角質層・顆粒層・有棘層・基底層の四層に分かれます。

人体で一番外側にあるのが「角質層」になります。

 

このバリア機能にとって非常に重要な役割を果たしているのが「角質層」。

その厚さ、お顔ではなんと0.01~0.02㎜と非常に薄い角質層、どのように身体を守るのでしょうか?

 

3つのバリア機能

バリア機能とは、

◎天然保湿因子(NMF)

◎細胞間脂質

◎皮脂膜

の3つを言います。

 

天然保湿因子

とても薄い角質層を形成しているのが「角質細胞」です。

この角質細胞内にある「天然保湿因子」がバリア機能の一つです。

 

天然保湿因子とは“natural moisturizing factor”の事で略して“NMF”とも呼ばれます。

お肌の潤いを保つのにとても重要な存在で、半分くらいはアミノ酸から出来ています。

角質細胞内で水分を保持する働きを持ちます。

 

細胞間脂質

角質層の中で角質細胞同士をつないでいるのが「細胞間脂質」です。

よく化粧品などの成分の名前で聞く「セラミド」や、「コレステロール」「遊離脂肪酸」などを指します。

 

角質細胞をレンガとすると、細胞間脂質がセメントの役割を果たし、隙間を埋めています。

角質細胞間を埋める事で体内の水分が蒸発するのを防いでいます。

 

皮脂膜

皮膚の表面は「皮脂膜」でおおわれ、水分の蒸発を防いでいます。

皮脂膜は「汗」と「皮脂」が混ざって作られます。

 

水と脂なので本来は混ざりませんが、皮脂に含まれる脂肪酸や脂肪酸エステルが界面活性剤の役割を果たし、汗と皮脂を乳化させる事によって混ざり、出来上がります。

 

化粧水で保湿し、クリームでフタをして乾燥を防ぐのはお肌のケアの基本ですが、皮脂膜は「天然のクリーム」としてその役割を果たしています。

 

 

4番目のバリア機能、「常在菌」の働きとは?

「菌」と言っても汚い物ばかりではありません。

皮膚には「常在菌」と呼ばれる細菌が存在しています。

常在菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の三種類があります。

身体にとって善玉菌は良い影響を与え、悪玉菌は悪い影響を与えます。

そして日和見菌はその状況に応じて勢いのある方につきます…そういう人いますね(笑)。

 

例えば「腸内環境」とは腸内細菌のバランスです。

善玉菌の方が多い状態が良い腸内環境です。

お肌でも同様です。

常在菌の状態でお肌にも影響し、4つ目のバリア機能と言えます。

 

お肌にとって良い状態は「弱酸性」

アルカリ性に傾くと病原菌が増殖しやすくなります。

 

例えば「表皮ブドウ球菌」は汗や皮脂から「グリセリン」や「脂肪酸」を作り、お肌を弱酸性に保つ働きが有ります。

 

ニキビの原因として有名な「アクネ菌」は、通常は皮脂から「プロピオン酸」「脂肪酸」などを作りお肌を守っています。

アクネ菌は皮脂が大好物、何らかの原因で毛穴が詰まったり皮脂分泌が増加したりするとアクネ菌が増殖し、お肌に炎症を起こします。

これがニキビです。

 

「黄色ブドウ球菌」は通常であれば大人しくしている菌なのですが、お肌がアルカリ性に傾くと働きが活発になり、「炎症」「かゆみ」などのトラブルを起こすようになります。

 

人間にとって大切な事は「バランス」、常在菌でも同じです。

 

バランスが崩れてしまうと悪玉菌が増加し、様々なトラブルを起こします。

バランスを保つために必要な事は善玉菌の存在になります。

 

例えば、長時間の入浴や過剰な洗顔、過度なピーリングによって角質を落としすぎてしまう事などにより表皮ブドウ球菌が少なくなるとお肌がアルカリ性になりやすく、悪玉菌が増殖しやすくなり、バランスが崩れてしまいます。

善玉菌を多い状態にする事でお肌も良い状態を保つことが出来るのです。

 

 

バリア機能の低下によって何が起こるの?

お肌の細胞は「ターンオーバー」によって常に細胞が入れ替わり、角質層も新しく作られます。

 

ターンオーバーについて詳しくはこちら

 

 

ターンオーバーが乱れる事によって角質層の状態も乱れ、天然因子が不足してお肌は潤いが無くなり、角質細胞間脂質が不足すれば細胞の間は隙間が出来て体内の水分が蒸発しやすくなります。

表面の皮脂膜が不足していれば同様に水分が逃げるのを防ぐことが出来ません。

 

こうして「乾燥肌」「敏感肌」と呼ばれる状態が出来上がります。

この状態では外部からの刺激にも弱く、例えば花粉症の時期にお肌が荒れる「花粉症皮膚炎」もバリア機能の低下が原因の一つです。

 

 

バリア機能を維持する!

最大の免疫機構である皮膚のバリア機能を維持するには以下の事に気を付けましょう。

 

正しいスキンケア

お肌を清潔に保つ事は大切です。

しかしながら、過度な洗顔はちょっと問題あり。

 

大切な菌まで落としてしまい常在菌のバランスを崩してしまいます。

(お肌に限らず、過剰に除菌、滅菌と気にするのもちょっと考え物ですがこれはまた別のお話…)

洗顔時にお肌をこするようにしてしまうと角質を落としすぎて、こちらもバリア機能を低下させます。

古い角質が溜まっているのも良くありませんが、沢山落とせばよいという物ではありません。

お湯の温度が高いと皮脂膜も溶けて流れ落ちやすくなってしまいます。

 

良く泡立てた洗顔料でこすらずに優しく、熱くも冷たくも感じない程度のぬるま湯で洗顔するのがベストです。

こすらないコツは「皮膚を動かさずに洗う」事です。

 

お肌のケアの基本「保湿」

洗顔した後やお風呂から出た後のお肌は十分に潤っていますが、逆に乾燥しやすい状態でもあります。

お肌が湿った状態で表面の水分が蒸発すると角質層の水分も一緒に奪われてしまいます。

洗顔後、入浴後はすみやかに保湿をしてあげましょう。

 

一年を通じて必要な「紫外線対策」

紫外線による刺激もお肌にダメージを与える事でバリア機能を低下させます。

夏以外でも紫外線は地上まで届いています!

一年を通じて日焼け止めは必須アイテムです。

もちろん、春から夏にかけては特に紫外線量が増加するので要注意なのは言うまでも有りません。

 

お肌への刺激を避ける

洗顔でも同じですが、お肌を摩擦する事はバリア機能を低下させます。

特に気を付けたいのは目回り。

目が疲れるとついまぶたをこすっていませんか?

花粉症の時期にかゆくなる方も多いでしょう。

 

目の周りが黒ずんでしまっている方はこれらが原因の事が多いです。

それを隠そうと入念にメイクをすると、メイクオフ時にさらにお肌に負担をかけてしまいます…

メイクもお肌の負担になる要素の一つ、気になる方こそナチュラルメイクで軽めに済ませるのが理想です。

 

生活習慣

不規則な生活、睡眠不足、ストレス…あらゆる生活習慣の乱れはターンオーバーの乱れにつながり、お肌に現れます。

規則正しい生活、適度なストレス発散を心がけ、体調を整えるのも大切な事です。

 

まとめ

バリア機能が低下する事で肌トラブルが起こりやすくなります。

ですが、その対策は実は「正しいスキンケア」「保湿」「紫外線対策」と、基本的な事ばかりです。

まずは日頃のケアと生活習慣を見直してみましょう。

それでもダメ…という方は一度ご相談ください。

お肌のお悩みは体から整える事も大切です。

 

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