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理想の体型と美肌を手に入れる秘策とは?

上田式美容鍼灸Ⓡ、衣笠仲通鍼灸接骨院院長の加藤宏です。

「鍼でやせますか?」

という質問を受ける事が有ります。

正直なところ、健康的にやせるには「適切な食事」そして「適度な運動」が欠かせないと思います。

それを踏まえた上で、食欲を鍼でコントロールする事や、血行を良くして代謝が良くなる効果などでお手伝いは出来ると思います。

運動はキライだし、食べたいだけ食べたいし…でも鍼をすれば?みたいに考えている方には無理と申し上げておりますが…

 

今回は食欲にまつわるお話です。

 

「エモーショナルイーティング」とは?

お腹がすいている訳でもないのに食べ過ぎてしまうという方がいます。

これは「エモーショナルイーティング」によるものです。

 

「エモーショナル(emotional)」とは、「感情の」「感情的な」、「イーティング(eating)」とは、「食べる事」です。

 

直訳すれば「感情的な食事」となります。

 

動物はお腹がすくから何かを食べようとします。

ライオンが獲物を襲うのはお腹が空いているから、または縄張りを荒らされているから、という二つに限られます。

 

人間も他の動物と同じく、本来は空腹の時に食事をします。

いつしか朝昼晩の三食というのが定着していますので、さほど空いていなくても食べるという場合もあるかもしれませんが…

 

それとは関係なく、

・しっかり食事をして満腹なのにもっと食べてしまう…

・甘い物が急に食べたくなる…

・イライラするとつい何か口にしてしまう…

 

思い当たる方、いらっしゃいますか?

このようなケースでは身体で起こる食欲ではなく、感情による食欲が起こっています。

これが「エモーショナルイーティング」と呼ばれる物です。

 

空腹でもないのに何故食べたくなる?

エモーショナルイーティングが起こる原因にはいくつかあります。

 

 

ストレス

精神的なストレスを感じると、脳は「感情」「欲望」などを上手くコントロール出来ず、衝動的に食べてしまう事があります。

また、ストレスによって脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンの働きが悪くなります。

レプチンは満腹中枢を刺激し食欲を抑制します。

レプチンの働きが悪いとたくさん食べても満腹感がなく、食べ過ぎてしまう事になります。

 

ストレスを感じ始めた当初は緊張状態になり交感神経が優位になることで胃腸の働きが低下して食欲が落ちますが、長くその状態にあるとストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されます。

コルチゾールは摂食中枢を刺激し食欲を増加させるので空腹でもないのに食べ過ぎてしまいます。

 

 

孤独感、無力感、閉塞感…etc

退屈な時間、やる気が出ない、満たされない、不安、怒り、悲しみ…

こういった負の感情が起こると人間はそれを何かでスッキリとさせたいと考えます。

リラックスする事で負の感情を忘れることができます。

リラックスしている時は副交感神経が優位な状態です。

胃腸を活発に働かせるのは副交感神経の働きであり、食事をする事で副交感神経は優位になります。

つまり、このような感情を持った時に食べる事によってリラックスしようとしているのです。

退屈な時につい何か口にしてしまうというのはこのような状態です。

 

誰かと食事をする事が多い

仲の良い友達など、誰かと一緒に食事をして楽しい時間を過ごすのはストレスを解消するのにとても良い事です。

しかし、このような楽しい時間では感情のままについ食べ過ぎてしまう…という事があります。

このような状況が続くと、一人で食事していてもつい食べ過ぎてしまうという事につながる場合があります。

 

幼少期の習慣

例えば、お手伝いをして褒められるとご褒美に甘い物を食べさせてもらった、等の経験のように何かを食べるとその時の幸せな感情を思い出す事があります。

 

このような幼少期の経験と幸せな感情が合わさった食欲が大人になってからも残っている場合があります。

幸せな気持ちになってホッとしたい…という感情を持つと食べ物を欲する、まさに感情の食欲が現れるのです。

子供の頃から食べているファーストフードを大人になってからも食べたくなるというのもこのような食習慣から起こる物です。

 

感情のままに食べてしまうと…

本来は空腹を満たすために食事をするはずが、感情を満たす為に食べるのがエモーショナルイーティングです。

肉体が必要としているカロリーを摂取しているのは問題ありませんが、感情を満たす為に食べていると必要以上に摂取してしまう事になります。

 

食べ過ぎれば胃もたれなど消化器系のトラブルに、オーバーしたカロリーは体脂肪へと帰られ蓄積し肥満の原因に…。

寝る前に食べてしまうと消化する為に胃腸に血液を集める為、身体への血流が少なくなります。

 

また、寝る直前に血糖値が急に上がると寝る時には血糖値が下がり、睡眠の質が下がります。

これでは、食べて副交感神経が優位になってもぐっすり眠れず、疲労が残って目覚めが悪い、という状態になります。

 

美肌を遠ざける食習慣

先ほど書いたように、エモーショナルイーティングには睡眠に影響する事も起こりえます、

質の高い睡眠は美肌作りには欠かせない要素です。

 

そして、食べ過ぎと美肌の関係で言うと気になるのは「糖質」です。

糖質というと砂糖などの甘い物ばかりでなく、ご飯、パン、麵などの主食類、俗に粉物と呼ばれる小麦粉食品等も含み、さらには健康に良さそうなイメージの強い果物類も「果糖」という糖質を含み、摂り過ぎは糖質過多になります。

 

糖質の主な役割は体のエネルギー源ですが、摂り過ぎれば使いきれず、余った物は「AGEs(最終糖化産物)」に変えられます。

 

AGEsが体内に多くなるという事は「糖化」と呼ばれます。

糖化とは簡単に言うと「コゲ」であり、身体にコゲが蓄積するのはすなわち「老化」を表します。

 

蓄積した部位によってさまざまなトラブルが起こりますが、お肌に蓄積すると黄色がかった「くすみ」、コラーゲンの変質によりハリが低下し「たるみ」などの原因になります。

女性が気にする「体重」ばかりでなく、実はお肌にも良くない事だったのです。

 

感情にまかせて食べ過ぎない為には?

感情を抑える

イライラしたり、退屈を感じたり、不安になったり…

そういった負の感情を食事で発散するのでなく、趣味や適度な運動などで発散するよう心がけましょう。

自分がどのような感情を持った時に食べたいと感じるのかを意識してみましょう。

 

まずは15分我慢!

感情によって起こる食欲なので、身体は食べ物を欲していません。

食べたいと感じても、まずは15分我慢してみましょう。

一時の感情の物はこれだけで落ち着く事も多いです。

辛ければまずは10分だけでも良いでしょう。

 

一息ついて落ち着いてみると実はそれほど食べたくもない事に気づくかもしれません。

15分を過ぎてもどうしても食べたい…という時は本当に身体が欲しているのかもしれませんので、その時は食べても良いでしょう。

 

一日に何度も食べたいという波が来る方はこのように時間をおいてみると解消できる事が何度かあるはずです。

 

まとめ

「痩せたい」

というお悩みの方のお話を伺っていると、

「どうしても食べてしまう」

という事が多いです。

そのお悩み、エモーショナルイーティングかもしれません。

まずはストレスを発散できる生活習慣、そして食べたいときにいったん止まって15分待つ、という事から取り組んでみましょう。

理想の体型だけでなく、美肌も手に入るかもしれませんね!

 

 

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