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腰椎椎間板ヘルニア

「ヘルニア」とは、体内で本来あるべき場所から臓器などが逸脱した場所にある状態をいいます。人間の背骨は24個の椎骨で構成されていますが、椎骨と椎骨の間に「椎間板」とよばれるゼリーのような組織があり、クッションとしての役目を果たしています。椎間板の周囲は「線維輪」中心には「髄核」と呼ばれる組織があり、線維輪が破れて髄核が飛び出す事(ヘルニア)で神経を刺激して痛みやしびれ、麻痺などの症状が現れます。よくヘルニアは潰れたまんじゅうに例えられます。皮が線維輪、中のあんこが髄核で、つぶれてあんこが飛び出た状態がヘルニアです。

 

腰部での発生が多く、腰椎は5個ありますが、4番目と5番目の間、または5番目と仙骨(骨盤の骨)の間でヘルニアが起こりやすく、おしりから脚にかけて痛みやしびれ(坐骨神経痛)が出る事が多いです。

 

以前は飛び出てしまった部分は切らなければ治らないと考えられていたため手術の適応になる事が多かったですが、現在では膀胱直腸障害(自律神経に影響して失禁や尿閉、残尿感など)がある場合や強い麻痺がある場合などを除いて保存療法が選択されることが多いです。出っ張った髄核が時間の経過と共に吸収されるケースや、また髄核による圧迫よりも幹部で起こる神経の炎症が症状の原因となっているケースもあり、鍼灸などの保存療法で痛みをコントロールしながら経過をみます。

 

なぜ腰椎椎間板ヘルニアになるのか?

腰椎椎間板ヘルニアは椎間板に負荷がかかる事で起こります。長時間にわたって立ちっぱなしや座りっぱなしのように同一姿勢で腰に負荷をかけ続けたり、不適切な姿勢で重い物を持ちあげる動作を繰り返したりすることなどが考えられます。現代社会においてはデスクワークの増加も原因の一つとされています。筋肉の衰えや柔軟性の低下によってさらに負担は大きくなります。また、喫煙などの生活習慣や体質などの遺伝的な要因も関係する場合があります。

 

腰椎椎間板ヘルニアに対する施術の流れ

脈診や腹診によって身体の状態を把握し、手足やお腹のツボを使って全身の状態を整えていきます。東洋医学的に診て全身の気の流れを整える事により、土台が安定して全身のバランスが良くなります。神経の炎症が原因となっているケースもあるので全身を整えて血流を改善していく事も大切です。

 

全身の状態を整えた上で、症状にあわせて腰や脚などの患部に鍼をしていきます。患部の緊張をやわらげ、血流を良くすることで症状を改善していきます。腰に負担をかけないような生活習慣や、筋肉を強くして身体をしっかり支える事が出来るようにしていく事も大切な事ですので筋トレやストレッチ等も併せてお話します。

 

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