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お肌にとって「脂」は良い?悪い?

上田式美容鍼灸Ⓡ 衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤です。

 

 

「体脂肪」という名の通り、「脂を摂る」=「太る」というイメージを持たれる方は多いでしょうか?

 

以前は脂肪を制限してダイエットする、というのが主流だった感じがしますが、

昨今の炭水化物制限ダイエットの流行に押されて?それほど脂質が悪者扱いされず、

逆に「良い脂質を積極的に摂ろう」という流れになってきています。

 

美容を気にする方にとってもとても重要な脂質についてお話します。

 

「脂」は悪者?

カロリーを持つ栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質の三種類の内、

炭水化物とタンパク質は1g当たり4㎉であるのに対し、脂質は1g当たり9㎉です。

 

これだけ見ると「脂質=高カロリーで太る」と感じるかもしれませんが…。

もちろん、何でも摂りすぎれば太る原因となりますが、

必ずしも「高カロリー=太る」、という物でもありません

 

実は脂質の多い食材は腹持ちが良いのです。

脂質は消化が遅く、長い時間胃腸に留まります。

そのため、満腹感も持続しやすいのです。

 

脂質に比較して炭水化物は消化・吸収が早く、腹持ちが悪いと言えます。

また、その吸収の早さ故、炭水化物を摂取した後は血糖値が急に上昇します。

 

血糖値が上昇すると、「インスリン」の分泌が活発になります。

インスリンは糖質を取り込んで血糖値を下げる働きのあるホルモンです。

それだけでなく、インスリンは体脂肪の分解を抑制して、

脂肪細胞への体脂肪の蓄積を促進する働きもあります。

その為、血糖値の急激な上昇は太りやすい体を作る事になります

 

逆に言えば、食べてすぐにエネルギーになりやすいのは炭水化物です。

アスリートが試合前に摂るならば「おにぎり」や「そば」など、

本当に直前ならば「バナナ」などの果物が無難です。

脂質の多い物は消化が遅いのでお勧めできません。

おにぎりの具罪が「ツナマヨ」とかは避けた方が良いでしょう。

 

何が良いのか悪いのかは状況に応じて変わってきます。

 

「血糖値」と「美肌」の関係とは?

血液検査でも調べられる「血糖値」。

血糖値が高すぎるのは体に悪い、というのはわかっていても、

何が身体に良くないのか、きちんと知らない方も多いのではないでしょうか?

 

血糖値の上昇が身体に与える影響の一つの要因が「糖化生成物(AGEs)」です。

 

血糖値が高い、と言う事は血液中の糖質が多いという事です。

血中で余った糖質はタンパク質や脂質と結合し、糖化生成物を作ります。

この反応を「糖化」と呼びます。

 

この糖化生成物は体内の色々なところで蓄積してしまい、トラブルの原因になります。

 

例を挙げると

血管…血管の柔軟性が低下し血圧が上昇すると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる

水晶体…目のレンズとして働く水晶体が濁り、白内障の原因となる

骨…骨がもろくなり骨粗しょう症の原因となる

脳…認知症が進む

 

つまり、糖化生成物が蓄積する事で「老化」が進みます

 

気になるお肌でも老化が進みます。

お肌に糖化生成物が蓄積すると真皮層の70%を占めるコラーゲンが糖化してしまい、

ハリが失われ「たるみ」や「シワ」の原因となります

さらに蓄積が進むと茶色がかったくすんだお肌になってしまいます。

 

「脂」は良い物?

そもそも脂質は体でどんな働きをするのでしょうか?

脂質の役割を見てみると、エネルギー源となる以外には、

 

※皮膚から「皮脂」として分泌される

※「細胞膜」の材料となる

※「ホルモン」の材料となる

※「脂溶性ビタミンの吸収」を促進する

 

等が挙げられます。

 

お肌を守る「皮脂膜」を作る

 

お肌のバリア機能として働く「皮脂膜」は皮脂と汗が混ざる事によって出来ます。

脂質の摂取を制限しすぎると皮脂の分泌が低下します。

 

皮脂膜が不足するとお肌を守る「バリア機能」が低下し、

水分を保持できずに乾燥しやすくなったり、ガサガサになったり、

といった肌トラブルの原因になります。

 

女性は30代から急激に皮脂が減少します。

栄養が偏るとさらに皮脂は減少してしまいます。

 

皮脂の不足は、洗顔のし過ぎや誤った洗顔方法などでも起こりますが、

栄養の偏りによっても起こるので食事も大切です。

 

「細胞膜」の材料となる

 

脂質を構成している物質を「脂肪酸」と言い、

「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の二種類があります。

 

不飽和脂肪酸は植物や青魚に多く含まれ、常温では液体で存在します。

一方、飽和脂肪酸は動物に多く含まれ、常温では固形であることが多いです。

 

ちなみに正確には、常温で液体の物を「油」、固形の物を「脂」と書きます。

 

不飽和脂肪酸は「オメガ3」「オメガ6」「オメガ9」の三種類があります。

さらにこの中でオメガ3とオメガ6は細胞膜の材料になります。

従って、これらが不足すると細胞の入れ替わり(ターンオーバー)が

上手くいかなくなります

このオメガ3とオメガ6は人間の体内で作り出すことが出来ず、

食事などで外から補う必要がある為、「必須脂肪酸」と呼ばれます。

 

ホルモンの材料となる

ホルモンはいくつかの種類がありますが、

その中で「ステロイドホルモン」はコレステロールから作られます。

 

「性ホルモン」と呼ばれる女性ホルモン、男性ホルモンはステロイドホルモンです。

 

脂質の一種であるコレステロールが不足すると、ホルモンバランスが乱れます。

ホルモンバランスの乱れは「肌荒れ」など肌トラブルの原因となります。

 

脂溶性ビタミンの吸収を促進

ビタミンには「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」の二つが有ります。

 

水溶性ビタミンは体に吸収されやすいですが、

脂溶性ビタミンは脂と一緒に摂取すると吸収が高まります。

 

脂溶性ビタミンのリコピン、カロテン、ビタミンEなどは

非常に高い抗酸化作用を持ち、美肌作りに役立つビタミンです。

脂質が足りないと効率的に摂取できません。

 

野菜にドレッシングをかける、というのは栄養の面から見ても理にかなった方法です。

 

 

脂や油を積極的に摂るべき?

食材を選ぶときに「絶対に良い」と言う物は残念ながら有りません。

どんなものでも摂りすぎればよろしくない事が起こります。

脂質に限らず、なんでも食べすぎれば太ります。

身体に良い油でも摂りすぎれば皮脂の分泌が過剰になり、

「脂性肌」「ニキビ」といった肌トラブルの原因になります。

 

そして不飽和脂肪酸の内、「オメガ3」「オメガ6」は酸化しやすく、

特にオメガ6は酸化しやすいので

過剰に摂れば「お肌の酸化」=「肌老化」につながります。

一方、「オメガ9」は酸化しにくいという特徴を持ちます。

 

それぞれの持つ良い点を考慮しつつも、やはり栄養のバランスを考えて摂る事が大切です。

 

 

 

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