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海で得られる意外な美肌効果とは?

 

上田式美容鍼灸Ⓡ、衣笠仲通鍼灸接骨院院長の加藤宏です。

 

今日は海の日。

今年の夏も暑くなりそうですが、海へ出かける方も多いでしょうか。

海へ出かける時に気になる事の一つには、

「日焼け」を始めとしてお肌の事。

良くも悪くも、「塩」が関わってきます…

 

心も安らぐ海の音

海と言えば、波。

浜辺で波の音を聞いているとなんとなく落ち着きますね。

 

これには理由があります。

波の音は一見不規則なようで規則的な面もあるリズムを持ちます。

このリズムが「1/fゆらぎ」と呼ばれるものです。

規則的な物と不規則な物の中間で、

自然界にはこのリズムを持つものが多く存在しています。

波だけでなく、小鳥のさえずりや流れる川など「音」だけでなく、

炎が揺れる様子や木目調の模様など、

耳で聞くだけでなく目で見た物でも心地よいと感じる物に

このリズムが関係します。

 

そして、このリズムは人間の呼吸や心臓の鼓動にも似ています。

胎児がお母さんのお腹の中で聞いている音も波の音に似ているとか。

心地よく感じて落ち着くのはこの為と考えられています。

 

 

ストレスが多くて常に緊張した体では、

お身体、お肌共に様々なトラブルを引き起こします。

ですので、海で波の音を聞く事により、

身体の緊張を解いてリラックス出来、

自律神経のバランスが整って、

睡眠の質が高まる等、うれしい効果があります。

質の高い睡眠は美肌作りには欠かせませんね。

 

人間は母親の体の中で羊水に使って育ちますが、

そもそも生き物は海の中で生まれて始まりました。

海も母胎も水の中、落ち着く事にも関係ありそうですね。

 

海水の持つ美肌効果

海の水がしょっぱいのは多くの方がご存知かと思いますが、

塩分を含む豊富なミネラルが含まれているからです。

 

生き物は海の中から生まれました。

全ての生き物の祖先である単細胞生物は海の中で、

海水から栄養を摂取し、老廃物を海へ捨てていました。

生きるためには海水が必要だったのです。

その後、生物が進化して陸に上がる物が出た時には、

身体の周りに海水を持つようになったのです。

 

人間の体内の水分は基本的に塩水です。

海水の様に、塩分を始めミネラルを含んでいます。

血液がしょっぱいのもその為です。

このように海水と似た環境を持つことにより、

海を離れる事が可能になりました。

 

つまり体に必要な物である海水はお肌にも良い効果を持ちます。

ミネラルの一種であるマグネシウムは保湿効果が有り、

お肌の潤いを保つ働きが有ります。

そして「塩」。

「塩洗顔」というものもありますが、

塩にはお肌に良い3つの効果が有ります。

 

角質融解作用

塩はお肌の角質を柔らかくします。

塩洗顔だけでなく、海に入って海水に触れる事でも、

古くて硬くなった角質を柔らかくしてくれます。

お顔だけでなく、肘やカカトなども角質が硬く

ガサガサなお肌になりがち。

そのようなお肌をきれいにするのに効果的です。

 

殺菌作用

塩は殺菌作用を持ちます。

お肌にはアクネ菌などの細菌がいます。

アクネ菌はニキビの原因になり、細菌が減る事でニキビ予防になります。

アトピーの患者さんが海に入ると症状が緩和する場合もあるそうですが、

殺菌作用だけでなく、お肌へのミネラルの効果、

波の音で自律神経のバランスが整ってリラックスする事により、

アレルギー症状が緩和する事も関係するようです。

 

毛穴を清潔にする

ミネラルが豊富な海の塩は「収れん作用」という働きが有ります。

皮脂の分泌を抑えてテカリを抑え、

汚れを落として毛穴の黒ずみをきれいにします。

毛穴を引き締める事で目立つ毛穴を目立たなくする効果もあります。

 

 

 

とは言うものの…

良い事ばかりのような海の水、

でもそんなにお肌に良い事ばかりでないのは言うまでもありませんね。

 

何と言っても「日焼け」です。

海に限らずですが、長時間外にいれば日焼けは避けられません。

 

紫外線の影響を受け日焼けする事に加え、

お肌や髪の毛がパサついてしまいます。

実はこれに関わるのも「塩」なのです。

 

人間の体内の水には

・細胞内液

・細胞外液

の二種類が有ります。

 

人体における水の割合は体重の約60%。

細胞内液とは、細胞の中にある水の事で体重の40%を占めます。

細胞外液は細胞以外の所にある水の事で体重の20%です。

細胞外液はさらに、血管の中にある血漿と、

血管外にある組織液とに分けられます。

 

この細胞外液が塩分を含み、

細胞を取り囲む海水の役目を果たします。

 

細胞壁を通じて、水は出たり入ったりすることが出来ます。

この時、水の出入りに関係するのが「浸透圧」です。

浸透圧とは体内の水の塩分濃度を均一にするために水が移動する力の事です。

 

細胞外液の塩分の濃度が高くなると細胞内から細胞外へと水が動いて、

細胞外液を薄める事で濃度を均一にしようとします。

 

塩分の摂り過ぎは細胞外液の塩分濃度が高くなり、

それを調節するために水が移動し、細胞外液の量が増えます。

これが「浮腫(ふしゅ)」「浮腫み(むくみ)」と呼ばれる状態です。

 

例えば、漬物も浸透圧を利用した食べ物です。

漬物を漬ける時に塩をかけると外側の塩分濃度が高くなり、

野菜の水分が外に出る事で漬物が出来ます。

 

海に入って海水に濡れた状態が長時間続いたとしましょう。

皮膚の表面の海水の塩分は漬物の塩と同じです。

体内の水分が外へと移動していきます。

この状態が続くと皮膚は乾燥します。

髪の毛がぱさぱさになるのも同じ理由です。

 

海に入る事だけでなく、潮風を受け続けたり、

暑い中汗をかいてそのままにしておいたりすることにより、

皮膚に付着した塩分により水分が外へ出て、

肌は乾燥します。

 

乾燥したお肌ではバリア機能が低下しており、

その状態のお肌で年間最強の紫外線を浴びてしまう事で、

お肌はダメージを受けてしまいます。

髪もさらに痛みやすくなります。

 

つまり、良い効果が有るからと言ってもほどほどにしておかないと逆効果です。

海に入ったり潮風を浴びたりという状態が長時間になるとダメージが大きくなります。

 

紫外線を長時間受ける事が良くないのはもちろんです。

 

砂浜で波の音を聞いてリラックスしたり、

海水の美肌効果を受けるのも良いのですが、

日焼け止め、パラソル、帽子など十分な紫外線対策が必要です。

 

海へ出かける前に十分な紫外線対策をしておくだけでなく、

ダメージを受けたお肌をケアしてあげる事も大切です。

 

日焼けは「火傷」と同じです。

炎症がひどければ冷やして抑える事が大切です。

そしてしっかりと保湿してお肌を守りましょう。

その前に、お肌に付いた塩分はしっかりと洗い流す事も忘れずに。

 

 

正しく「塩洗顔」を行う為には?

 

先述の通り、塩はお肌を美しくする効果が有ります。

ですので、塩で洗顔する事は美容に良い事です。

 

ですが、塩で洗えば何でも良いという訳ではありません。

あら塩をすりこんでゴシゴシと…

なんてやり方で洗ってしまえばお肌には良くありません。

 

ポイントは、細かい塩を使う事です。

特に敏感肌の方の場合には、事前にぬるま湯に溶かしておき、

それを顔に付けて洗い流せばお肌に無理な負担をかけません。

 

天然成分だけの塩であれば、洗顔する事によりアトピーで悩む方にも

良い効果があるそうです。

ただし、アトピーの原因は色々な物が考えられる為、

全ての物に有効とは限りません。

まずは少量の塩で試してみて、もし状態が悪化するようであれば止めましょう。

 

 

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