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「貧血」が女子力を下げる?お肌トラブルにつながる5つの原因

上田式美容鍼灸Ⓡ 衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤宏です。

 

日頃、「疲れやすい」「息が切れる」「動悸・めまいがする」といったことにお悩みの方はいらっしゃいませんか?

その症状、もしかすると「鉄欠乏性貧血」かもしれません。

女性に多い鉄欠乏性貧血

「鉄欠乏性貧血」とは、体内の鉄が不足してヘモグロビンが生成されないことにより

起こる貧血の事です。

貧血の中で最も頻度が高い疾患であり、貧血全体の80~90%を占めています。

通常、成人では体内に3~4gの鉄が存在していると言われています。

そのうち、約70%が赤血球の「ヘモグロビン」として血液中に存在しています。

約25%が肝臓や脾臓に「貯蔵鉄」として蓄えられています。

約5%が筋肉や皮膚に「組織鉄」として存在しています。

この体内の鉄が

・摂取量の不足(食生活の偏り、無理なダイエット等)

・必要量の増加(妊娠・出産・授乳等)

・出血による不足(内臓疾患、女性では生理等)

などの理由により、不足すると「鉄欠乏性貧血」が起こります。

食事で摂取される量は多くはありませんが、古くなった赤血球は体内では脾臓で壊され、

鉄は再びヘモグロビンなどに変えられて再利用される為、

内臓疾患による出血などを除き通常では不足した状態になってしまう事は少ないです。

しかしながら、女性の場合には月経による出血、妊娠・出産などの要因により、

健康であっても鉄が不足して貧血を起こしやすい状況にあります。

貧血が女子力を下げてしまう?その5つの理由とは

最初にお話したように、鉄欠乏性貧血ではめまいや息切れ、疲れやすい、

といった症状が出ます。

そのようなお身体のトラブルだけでなく、

実は気になるお肌のお悩みにも大きく関わっているのです。

ターンオーバーの乱れ

赤血球中のヘモグロビンは酸素と結合することで体内へと運搬する役割があります。

「酸素」は身体の新陳代謝に不可欠なものです。

体内でのエネルギー産生に関わったり、細胞の生まれ変わりを助けたりする働きがあります。

「ターンオーバー」とは、お肌の表皮での細胞の入れ替わりの事を言います。

貧血により酸素が不足する事でターンオーバーが乱れ、

肌荒れやニキビが出来やすくなる、などのトラブルの原因になります。

シワ・たるみ

鉄は体内で「コラーゲン」の合成に関わっています。

皮膚の真皮層の70%はコラーゲンが占めています。

コラーゲンが豊富にあり密に詰まった状態だと肌理が細かくなり、

ハリのあるお肌を作る事が出来ます。

ところが、鉄が不足してしまうとコラーゲンの合成が遅くなってしまい、

コラーゲンが不足すると肌理が粗くなりシワが出来てしまったり、

ハリの無くなったお肌がたるんだりしてしまう事になります。

くすみ

鉄はヘモグロビンの中では「ヘム鉄」として存在していますが、

ヘム鉄は酸素と結合する事で鮮赤色になります。

貧血の状態で酸素が不足していると血色が悪くなってしまい、

お肌がくすんで見えるようになってしまいます。

代謝が悪い状態ではお肌に必要な栄養素などもすみずみまで運ばれにくくなり、

いくらお肌を意識して良いものを摂取していても効果が薄れてしまうかもしれません。

髪・爪

「髪の毛」や「爪」は皮膚の一部です。

ここにも組織鉄として鉄が存在しています。

体内で鉄が不足するとまずは貯蔵鉄が使われ、それでも足りなければ組織鉄が使われる事になります。

皮膚にある組織鉄が不足してしまうと髪の毛や爪にも影響が出ます。

例えば、鉄欠乏性貧血の症状の一つに「スプーン状爪」があります。

鉄が不足する事により、爪が変形して反り返りスプーンの形のようになったり、

色が白く濁ったり、爪の表面がボコボコになったり、

ひどいものでは割れてしまったりという事もあります。

髪の毛でも同様に、鉄の不足により髪質がゴワついたり、抜けやすくなったりといった事が起こります。

肩こり

鉄の不足でヘモグロビンの働きが悪くなり酸素が行き渡りにくくなることで

体内でのエネルギー代謝にも影響が出ます。

筋肉は緊張する時だけでなく、緊張を解く事にもエネルギーが必要になります。

エネルギーが不足すると緊張が解けず、筋緊張が持続しやすくなってしまいます。

また、酸素不足が起こると体内で「疼痛物質」が発生します。

疼痛物質が知覚神経を刺激して「痛み」が生じると身体がさらに緊張します。

日頃肩こりに悩まされている方はもちろん、そうでない方でも貧血により筋肉のコリは起こりやすくなります。

肩こりは身体の血行を悪くしてしまい、特に首から上への血流が悪くなることで

お顔の血色の悪さや肌トラブルにもつながります。

 

貧血予防の為には

鉄は人間の身体にとって必要不可欠な金属です。

男性では不足する事は少ないですが、残念ながら女性は月経による出血がある為に不足しがちです。

日頃疲れやすい、めまいがする等の症状が強い場合には一度病院を受診しましょう。

生理だけでなく、内臓疾患が原因で出血が続いている事から貧血が起こる場合もあるので要注意です。

基本はバランスの良い食事でしっかり鉄を摂取する事が大切ですが、

追いつかない場合には鉄剤を処方してもらう事、サプリメントを活用する事等も必要です。

ただし鉄剤では胃を刺激して「嘔吐」、「腹痛」などの副作用に悩まされる場合があり、

サプリメントでも過剰摂取により胃腸障害や便秘・下痢などを起こす場合があります。

多ければ良いというものではありません。

継続して摂取する事は大切ですが、一回の適量を守りましょう。

栄養素としての鉄には

ヘム鉄

非ヘム鉄

の二種類があります。

ヘム鉄は動物性食品である肉や魚に含まれ、体内での吸収率が10~20%と高いのが特徴です。

非ヘム鉄は植物性食品や乳製品に含まれ、吸収率は2~5%と低めです。

ヘム鉄では「レバー」、非ヘム鉄では「ほうれん草」「小松菜」「パセリ」などを摂取するのが良いでしょう。

この中でもおススメなのは、貧血に良いイメージも強い

「レバー」

です。

Photo by (c)Tomo.Yun

 

 

鉄分が豊富なだけでなく、

「造血効果」がある葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6といったビタミン群を含み、

胃腸での鉄の吸収を高めるビタミンC、タンパク質も一緒に摂取できるので

非常に効率的よく鉄を摂取できます。

さらに、銅は体内でヘモグロビンを作る時に鉄を運ぶ役割をしますが、

レバーには銅も含まれています。

さらに、動物性のビタミンAである「レチノール」が含まれており、

コラーゲン分泌を促進するので、美肌作りにも効果的なのです。

気を付けるべき点は、妊娠中、または妊娠の予定がある方が食べる場合です。

まさに鉄が不足するので、しっかり摂取したいタイミングなのですが、

ビタミンAを摂りすぎると胎児の先天性異常や奇形などのリスクが高まるとされています。

食べてはいけない、という事ではありません。

毎日基準を超えるくらい食べ続けると危険なので、一日だけたくさん食べてしまった…

というのであればそれほど心配する必要はありません。

豚や鶏のレバーに多く、牛には少ないので、

豚・鳥レバーは一日20g、牛では100g程度は大丈夫です。

鉄をしっかり摂るという意味ではおススメな食材なのですが、

鉄が多ければ良いという事ではなく、リスクもあるので、

妊娠中、また妊娠を考えている方は量を考えて摂取するようにしましょう。

 

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