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肌トラブルの原因、「乾燥肌」を防いで美肌を作るポイント5つ

上田式美容鍼灸Ⓡ 衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤宏です。

 

立冬を過ぎて暦の上では冬です。

冬は寒くなるのはもちろんですが、もう一つ気になるのは「乾燥」ですね。

空気が乾燥するこの時期には、お肌も乾燥しやすくなります。

健康なお肌は角質層に十分な水分を保ち、深部の細胞を外部の刺激から守ります。

冷えて血行が悪くなることに加えて、乾燥するとお肌が十分に守られず、

様々な肌トラブルが引き起こされてしまう事になります。

 

乾燥からお肌を守る仕組み

お肌が水分を保持して乾燥を防ぐ仕組みには三つの物があります。

 

皮脂膜

皮脂膜は皮脂腺から分泌される「皮脂」と汗腺から分泌される「汗」が合わさって出来る膜で、

別名「天然の保湿クリーム」とも呼ばれています。

お肌の表面で角質層を守っており、

角質がはがれるのを防いだり、角質層に蓄えられている水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

 

天然保湿因子(NMF)

アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、ミネラル、尿素などにより構成されており、

表皮の顆粒層のタンパク質が角質層へ押し上げられる過程でNMFへと変化します。

NMFは水分を吸着して角質層に保持する働きがあります。

角質細胞内に十分な水分を保持することで潤いを保ち、

お肌の柔らかく保ち、弾力性を維持する働きがあります。

 

 

細胞間脂質

角質層では細胞と細胞の間を脂質が埋めています。

これが細胞間脂質で、セラミド、遊離脂肪酸、コレステロール等の種類があります。

表皮では一番深部にある基底層で細胞分裂が起こり、

生まれた細胞が成長しながら角質層へ押し上げられていきます。

この時、細胞内のセラミドが角質層に放出され、細胞間脂質となります。

角質細胞の隙間をうめて外部からの刺激から体を守り、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

角質細胞がレンガだとすると細胞間脂質がセメントの役割をしています。

 

つまり、角質細胞の中で天然保湿因子が水分を保持し、

角質細胞の間を細胞間脂質が埋めて、表面は皮脂膜が保護し、

水分の蒸発からお肌を守っているのです。

 

 

お肌はなぜ乾燥するの?

外的な要因と内的な要因、大きく二つに分ける事が出来ます。

 

外的要因

紫外線

紫外線はお肌にダメージを与えて、ターンオーバーが乱れてしまい、

その結果、肌のバリア機能を低下させます。

湿度の低下

空気が乾燥していると、それだけお肌の水分が蒸発しやすくなります。

空調設備

冬の暖房、夏の冷房どちらもですが、空調によりさらに室内の空気を乾燥させます。

 

内的要因

加齢

保湿成分である皮脂や天然保湿因子、細胞間脂質は加齢と共に減少します。

また、そもそも体内の水分量も減少してしまい、より乾燥しやすくなります。

ターンオーバーの乱れ

天然保湿因子と細胞間脂質はターンオーバーの過程で産生されます。

ターンオーバーが乱れて細胞の入れ替わりが順調にいかないと保湿成分が不足し、

お肌のバリア機能が低下してさらにお肌は乾燥しやすくなります。

生活習慣

ストレス、睡眠不足などで自律神経のバランスが崩れ、血行不良を起こし、

肌の代謝が低下してターンオーバーが乱れます。

誤った肌ケアはお肌にダメージを与えます。

食生活の乱れにより皮脂の分泌が不足したり肌の代謝が低下したりします。

これらの原因によりお肌のバリア機能が低下します。

 

お肌が乾燥すると何がいけないのか…?

では「乾燥肌」になってしまうと、どのようにお肌のトラブルにつながるのでしょうか?

たるみ

水分の不足によりお肌の弾力性がなくなり、ハリが無くなるとたるみが生じやすくなります。

シワ

お肌はたるむとたるんだところにシワを作ります。

弾力性の無くなった肌はシワが出来やすく、クッキリとしたシワが出来ます。

開いた毛穴

お肌がたるむ事で毛穴も伸びてしまいます。

この状態では開いて見えるようになります。

にきび

皮脂が不足した状態ではお肌は逆に必要以上に皮脂を出そうとしてしまいます。

また固くなってしまった角質の影響で毛穴も弾力性が無くなり、

通常よりも皮脂が詰まりやすくなっているのでニキビが出来やすい状態になります。

シミ

正常に細胞が入れ替わっている状態であれば肌は日焼けしたとしても元に戻ります。

しかし、乾燥はターンオーバーを乱すので入れ替わりが悪い所が出来てしまい、

シミができやすくなります。

化粧ノリ

乾燥している状態ではお肌の弾力性が低下して、化粧の馴染みが悪くなります。

 

 

乾燥肌を防ぐ5つのポイント

しっかりと保湿する

日頃のお肌ケアにおいて、化粧水でしっかりと保湿するのは基本です。

化粧水パックなどでしっかり保湿して、お肌が潤った直後に乳液やクリームをつけて

表面にフタをして乾燥を防ぎます。

パックは渇き始める前に取らないと余計に肌の水分が蒸発してしまうので要注意です。

 

湿度をコントロール

空気が乾燥しないように、部屋の環境を整えて湿度を保ちましょう。

乾燥する時期には加湿器で湿度を保ちます。

空調を入れている場合は特に必要です。

湿度が50%を切るとお肌の乾燥が進みます。

理想の湿度は60%くらいと言われています。

旅行など出先で加湿器が無い場合、枕元にコップにお湯を入れて置いたり、

濡らしたタオルを干しておくだけでも水分が蒸発して部屋の湿度を保てます。

自宅であれば観葉植物を置いておく事で部屋の環境を良い状態に保つことが出来ます。

根から吸った水は葉から蒸散され、部屋の湿度を保ってくれます。

観葉植物は他にも空気をきれいにしてくれたり、

夏は水分の気化熱で温度上昇を抑えたり、冬は熱を産生したりと、温度管理にも役立ちます。

 

 

熱いお湯を使わない

台所の洗い物でお湯を使うと手が荒れやすくなることを経験した方は多いかと思います。

お湯の温度で皮膚の皮脂が溶けて流れやすくなり、皮脂膜が不足するので

お肌が乾燥して荒れやすくなるからです。

同様に、洗顔や入浴でも熱いお湯を使うと皮脂を流してしまいます。

入浴の際にはぬるめのお湯にゆっくりとつかる事で皮脂を落としてしまう事無く

体をしっかりと温めて血行を良くすることができます。

お湯の温度は37℃~40℃が良いと言われています。

お顔の肌はさらに敏感なので、洗顔の時は気をつけましょう。

体温は36℃くらいですが、体表面では30℃位になっています。

洗顔時には同じ30℃くらいのぬるま湯で洗うのが理想です。

 

お肌をこすらない

洗顔の際には良く泡立てた洗顔料をお顔に広げて、優しく洗い流します。

洗顔料をつける時や流す時にこすってしまうと強すぎる刺激でお肌を痛めたり、

角質を落としすぎてしまいバリア機能を低下させてしまいます。

洗い流す時も、シャワーのお湯を直接顔にかけると水圧で皮脂が流れやすくなります。

手ですくったお湯をかけて優しく流しましょう。

メイクを落とす時もコットンで力強くこすって落としたり、

刺激の強いメイク落としはお肌に負担を掛けるので気をつけましょう。

 

食生活を見直す

外側からのお肌ケアを気を付けるのも大切ですが、

脂分が不足しがちなので食事で内側からもお肌をケアしてあげましょう。

 

アボカド 「森のバター」と言われるほど、良質な脂質が豊富で細胞間脂質を補い、角質層を保護します。

アーモンド 非常に栄養価が高い食材で、ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれています。特にオレイン酸が豊富でお肌の乾燥を防ぎます。

青魚 不飽和脂肪酸が豊富で、ターンオーバーを整え乾燥肌を改善します。

納豆 大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあり、コラーゲン生成を促進し、お肌の乾燥を防ぎます。亜鉛はお肌の新陳代謝を活性化させます。タンパク質はお肌の材料でもあり、天然保湿因子にも重要です。

 

逆に、スナック菓子やファーストフードなど、塩分や脂肪分過多な食材をを日常的に食べ過ぎていると、新陳代謝を悪くするので肌が乾燥しやすくなります。

また、アイスクリームや冷たい飲料などの摂りすぎは身体を冷やし、代謝を悪くします。

特にコーヒーに含まれるカフェインは身体を冷やすとされており、

利尿作用が強く、体内の水分を排出してお肌を乾燥させやすくなる恐れがあるので

アイス、ホットどちらでも飲み過ぎには注意しましょう。

 

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