衣笠仲通鍼灸接骨院メインイメージ

温める?冷やす?…身体が痛い、つらい時にするならどっち?

上田式美容鍼灸Ⓡ 衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤宏です。

 

何か痛いところ、つらいところがある時に、よく患者様から聞かれる事で

「温めた方が良いの?冷やした方が良いの?」

という質問があります。

 

ちゃんとご存知ない方も多いので、お話しておきます。

 

冷やすべき時

 

身体を冷やすべき時は、痛いところが「熱」を持っている場合です。

 

例えば、ケガ。

・転んだ時に足をひねった、手をついてひねった

・スポーツをしていて肉離れをした

・足の上に物を落とした

等々…挙げたらキリが有りませんが

我々、柔道整復師が取り扱う「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「挫傷」の場合です。

 

「熱を持っている」「腫れがある」

等の場合は、冷やして血液の流れを抑える事が必要です

ケガをした時は組織が壊れ、出血が起こっています。

傷が無くても内出血が起こります。

温めて血行が良くなってしまうと、出血、内出血がひどくなってしまいます。

腫れている場合には、腫れも悪化してしまいます。

 

 

 

温めるべき時

 

ケガをした時の内出血は受傷後48時間がピークです。

それ以降は血行を良くしてあげた方が回復が早まります。

ですので、ケガをして三日目くらいからは温めるようにします

 

基本的に人間の体は温めて血行を良くしてあげる方が良い場合が多いです。

特に、現代人は何かと体が冷えている事が多いです。

 

例えば、よくある「肩こり」「腰痛」なども筋肉の緊張が強くなって血行が悪くなった状態であることが多いので、温めて血行を良くすると楽になります。

 

慢性的につらいものは血行不良が原因の事が多いので温めるのが良いですが、もちろん何でも温めればよいという訳ではありません。

 

例えば腰が痛い、という場合でも、熱を持っていたり腫れがある場合があります。

「ぎっくり腰」と言われるような急性腰痛の場合、組織が壊れて熱を持ったりしている事があります。

「ぎっくり腰やっちゃったけど、お風呂で温めたら楽になった」

という方もいらっしゃいます。

痛めたとしても、組織の損傷が少なく、筋緊張が強くなっただけの場合であれば温めて緊張が無くなると楽になる場合があります。

しかし、炎症が強い場合には悪化する場合があるので注意が必要です

 

迷った場合にはどうすれば…?

 

簡単にまとめると

急性期=冷やす

慢性期=温める

ということになります。

 

先述したぎっくり腰の例のように、痛い所を冷やすべきなのか、温めるべきなのか迷う時もあるかもしれませんね。

ポイントは

「熱を持っているか」

「腫れがあるか」

の二点。

ここから状態を診て、判断するのが良いでしょう。

痛みが強い時に、わからなければ冷やしておくのが無難です。

冷やすことで感覚が鈍くなるので、痛みも感じにくくなります。

そして、温めてしまうと炎症が強い場合は悪化して痛みが強くなってしまうケースがあります。

反対に、温める方が良い場合に冷やしてしまったとしても、痛みがひどくなってしまうケースは少ないです。

痛みが強かったら冷やしておくのが良いでしょう。

 

 

 

冷やす方法

 

冷やす時に一番良いのは「水」「氷」を使う事です。

氷を直接つけてしまうと、冷えすぎてしまい凍傷になる恐れがあります。

水に入れた氷を使えば0℃より下がってしまう事はありませんので安心です。

スポーツの現場などではアイスバッグなどがあれば便利です。

日常生活ではビニール袋を何枚か重ねて使用して漏れないようにすれば十分でしょう。

どうしても氷がなければ水だけでもこまめに変えて冷たいものを使えば大丈夫です。

水道があれば水をかけるのも有効です。

保冷剤のような物は温度が0℃以下に下がってしまう事もあるので使用する際には注意が必要です。

 

冷やしすぎにも気を付けなければなりません。

人間の体はずっと冷却し続けていると、逆に温まろうとして血行を良くする反応が起きます。

目安としては10分くらい冷却を続けたら常温に戻す、という事を繰り返します

特に、ケガをした直後の二日間は出来るだけこれを繰り返して冷やすと後の状態がとてもよく、回復も早まります。

 

温める方法

 

温める時には「お湯」を使うのが良いです。

お風呂にゆっくりつかる、湯たんぽを使う、等です。

冷え性の方の場合、湯たんぽを使ってお腹や腰、太腿などの大きな筋肉を温める事で効率よく体を温める事が出来ます。

日頃、湯たんぽを持ち歩く事は難しいかと思いますので、普段は使い捨てカイロなどを使うと良いでしょう。

 

ただ、直接カイロを肌に貼ってしまったり、貼った部位を圧迫されてしまうと温度が上がり過ぎて低温火傷を起こす恐れがあります。

また、使用期限が切れている物ですと性能が安定せず、熱が上がり過ぎてしまう場合があります。

お湯の場合は自然と冷めていくので比較的安全ですが、カイロの場合状況によっては火傷のリスクがあります。

使い捨てカイロは非常に便利なものですが、正しい使用方法で安全に使いましょう。

 

 

湿布は温シップ、冷シップどっち?

 

よく聞かれる質問の一つに

「湿布は温かいのと冷たいの、どちらが良いですか?」

というものがあります。

 

正解は

「気持ち良いと感じる方」

です!

 

 

…では、湿布は気休め?

 

いえ、そんなことはありませんが

温めるか、冷やすかという観点からすると残念ながら効果は少ないです。

 

 

どこか痛い時に湿布を貼る方もいらっしゃると思います。

よくあるのが、ケガをした時に

「冷やしましたか?」

と聞くと

「はい、湿布を貼っておきました」

というケース。

 

残念ですが、冷シップでは冷えません。

 

また、血行を良くするために温めるときに温シップも効果があまりありません

 

例えば、缶コーヒーを温めたい、または冷やしたいという時に、湿布を貼ったらどうでしょうか?

冷シップを貼っても冷えないですし、温シップを貼っても温まりませんよね。

身体でも同様です。

 

では、湿布とは何かといえば、あくまで「鎮痛剤」。

温めて血行を良くしたり、冷やして血行を抑えたりといった効果はありません。

痛みをやわらげるための物です。

ですので、「気持ち良い」と感じるものを使ってもらえばOKです。

 

温シップはトウガラシの「カプサイシン」という成分が入っています。

その影響で、皮膚の血流が良くなり温かい感じになります。

ですので、厳密にいえば若干は血流が良くなるので、急性期の症状には避けるべきかもしれませんね。

カプサイシンは刺激が強いので、肌がかぶれやすいかたは温シップは避けた方が良いでしょう。

 

LINEで送る
Pocket

 

まずはお気軽に問い合わせください

f2 まず、今すぐ下に表示されている番号へ、お電話ください。 そうすると衣笠仲通鍼灸接骨院の整骨院のスタッフが電話にでますので 『ホームページを見ました。予約をしたいのですが』とおっしゃってください。

 

あとはスタッフがあなたの症状などをお尋ねしますので、 簡単で構いませんので希望の施術日とご希望をお伝えください。 これでご予約は終了です、電話を受話器に置き電話をお切りください。 皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。 営業情報

button

LINEからも予約をお受けしております

line_bannerline_banner