これで冬の乾燥肌を乗り切る!
上田式美容鍼灸Ⓡ、衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤宏です。
前回、乾燥肌を作る5つの原因についてご紹介させていただきました。
振り返っておきますが、
乾燥した空気…空気が乾いているのでそれだけ水分が取られやすくなります
低い気温…気温が下がると大気中の水分も少なくなり乾燥しやすく、さらに体温が低下してお肌の代謝が下がります
少ない汗の量…お肌が潤わず、汗を材料とする皮脂膜が減少しバリア機能が低下します
実はエアコンばかりではない暖房の影響…空気を乾燥させるだけでなくお肌の水分を直接奪います
お肌に優しくない入浴方法…洗顔、洗体、入浴の仕方によってはさらにお肌が乾燥します
という、5つの原因がありました。
今回は乾燥肌を防ぐ対策方法についてお話します。
適度な湿度を保つ
気温が下がると空気中の水分量が減り、空気が乾燥しやすくなります。
さらに、暖房を使う事で乾燥しやすくなるのはご存知の通りですね。
適正な湿度は40~60%と言われています。
お肌の乾燥も気になりますが、この時期心配な事の一つである「インフルエンザウイルス」は湿度が50%を超えると激減すると言われています。
出来ればこのくらいの湿度を保ちたい所ですが、暖房を入れた室内では湿度が40%を切ってしまっている状態であることが非常に多いです。
部屋を暖める事も大切ですが、乾燥の原因でもある暖房を使い過ぎるのも気を付けなければなりません。
温度設定に気を付けて、出来れば低めに設定しておきましょう。
湿度を上げる為に加湿器などを使う事は大切ですが、湿度も高ければ良いという物でもありません。
60%を超えるとカビが発生しやすくなります。
湿度計で今どのくらいの湿度なのかを把握しておく事で適切な環境作りを心がけましょう。
美肌の基本「ターンオーバー」
寒い時期には気温が下がるので、体から熱が逃げない様に血管を収縮させます。
その為、血流が悪くなるとお肌の細胞の代謝も低下、その結果「ターンオーバー」が乱れます。
ターンオーバーの乱れはあらゆる肌トラブルの元になります。
正常のターンオーバーを保つためには、
「睡眠」、「食事」、「運動」が必要。
量もですが、特に質の高い睡眠をきちんととる事で体を休め、
三大栄養素だけでなくミネラル、ビタミンなどバランスの取れた食事を摂り、
適度に身体を動かしておけば大丈夫。
…と、言うのは簡単ですが(笑)、これだけ出来ていれば体も健康でいられますね。
すべてを100点満点の状態に、というのは難しいですが、この基本的な生活習慣をまずは見直してみましょう。
正しいスキンケア
睡眠、食事、運動が内側からの美肌を作るとしたら、外側からのケアも忘れずにしてあげなければなりません。
完璧な生活習慣でもお手入れがいい加減では美しいお肌は作れません。
メイクオフ
帰宅して、メイクを落とさずそのまま寝てしまう…なんて事は論外。
メイクはきちんと落としましょう。
ですが、しっかり落とせばよいからと洗浄力が強すぎるクレンジングを使うのもお肌に負担を掛けてしまいます。
ごしごしこすってしまうのもNG。
お肌に負担をかけないようにクレンジングを優しくなじませ、メイクを浮かせて落とすのがポイントです。
洗顔
メイクオフと同じように、洗顔料を十分に泡立ててお肌に広げ、汚れを浮かせて洗い流します。
こすって洗うのはNGです。
洗顔時に使うのはぬるま湯が望ましいです。
熱いとも冷たいとも感じない物が理想です。
熱いお湯は皮脂を溶かし、冷たい水は血行を悪くします。
シャワーのお湯を直接かけるのも水圧で皮脂が流れ落ちやすくなるので、手ですくったお湯で洗い流すようにしましょう。
保湿
出来るだけ優しく洗っても、洗顔した後のお肌は皮脂膜が落ちています。
と言う事は、バリア機能が低下して乾燥しやすい状態です。
洗顔後はすみやかに化粧水で保湿し、落ちた皮脂膜が再生するまでお肌を守るために乳液でしっかり保護してあげましょう。
メイクオフ→洗顔→保湿は基本的な流れです。
水も脂も大切です、内側からも保湿!
体内の水分量の減少はお肌が乾燥する原因の一つです。
寒い時期にはあまり汗をかかず、喉の渇きを感じにくいので水分を摂る事が減ってしまいがちです。
ところが、汗だけでなく人間の体からは「不感蒸泄」といって常に水分が蒸発しています。
あまり水分を摂らず、それでも体外へ出て行く水分は多く、お肌の乾燥だけでなく実は「脱水症」のリスクは冬でも高いのをご存知ですか?
夏は大量の汗で水分と共に電解質も排出され不足しやすいですが、不感蒸泄では電解質はあまり排出されず主に水分なので冬には水を摂るだけで大丈夫です。
体を冷やさない方が良いので、常温の水か白湯で摂取するのが良いでしょう。
そして、バリア機能の一つである皮脂膜は汗と皮脂から作られます。
水分だけでなく、「脂」も必要な物です。
摂り過ぎは良くありませんが、不足しても乾燥肌の原因になりますよ。
正しい入浴法とは?
冷えた体は代謝が落ちたり免疫力が低下したりとトラブルの元になります。
しっかり温めてあげる基本は湯船にしっかり浸かって温まる事。
ですが、入浴の仕方一つで肌トラブルの原因になってしまう事もあります。
40℃以下で15分程度
熱いお湯につかるのが好き、という方もいらっしゃいますが、高い温度は皮脂が溶けやすくなり、乾燥肌の原因になります。
長湯をすればさらに皮脂が落ちます。
むやみやたらに温まれば良いという物ではありません。
目安は40℃以下のお湯で15分程度が望ましいです。
15分以内に保湿!
入浴後のお肌はしっかり水分を含み、潤った感じがしていても油断禁物。
洗顔した後と同じで入浴後のお肌は皮脂膜が失われバリア機能の低下によって乾燥しやすい状態です。
たっぷり含まれたお肌の水分もぬれたままでは蒸発しやすくなります。
タオルで水分を優しく取った後にはクリームで守ってあげましょう。
髪の毛もお肌の一部、同じ事です。
自然乾燥にまかせていると必要以上に水分が蒸発して取られてしまい、乾燥して痛みやすい髪になってしまいますよ!
こすらずに優しく洗う
肌はお顔の方が敏感、とはいえ、体もこすりすぎるのは良くありません。
お肌を痛めたり、皮脂膜が落ちて乾燥しやすくなったりといった状態になってしまいます。
洗顔と同じく、泡立てた石鹸で汚れを浮かせてやさしく洗い流しましょう。
風邪の予防には「うがい・手洗い」、ですが…
この時期、風邪やインフルエンザなど、感染症予防には手洗いは重要な対策の一つ。
小まめに洗うのは大切ですが、洗いっぱなしでは乾燥肌や手荒れの原因になってしまいます。
また、台所での水仕事でも冷たい水を避けてお湯を使いがち。
手洗いでも皮脂は落ちます。
水の温度が高ければなおさら落ちやすくなります。
ですので、水仕事や手を洗った後にはすぐにハンドクリームで油分を補いましょう。
手洗いや水仕事などの後にはすぐにハンドクリームで油分を補ってあげましょう。
お仕事で手を洗う機会が多い方は特に日頃からこまめなケアを。
まとめ
単純に外からお肌を潤してあげれば良いというだけでなく、食事で中から潤す事も大切。
そして、重要なのは生活習慣です。
何事もバランス、お肌のケアも体の管理もどちらも大切な要素です。
一年を通じて必要な事ですが、特に乾燥する今の時期には注意してみてくださいね。
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