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顎関節症が引き起こす美容への悪影響とは?

上田式美容鍼灸Ⓡ 衣笠仲通鍼灸接骨院の加藤です。

 

「顎関節症」という名前を聞いたことが有る方は多いのではないでしょうか?

 

はっきりとした症状が出ている場合だけでなく、

多少気になる事がある、という場合を含めて、

非常に多くの方に当てはまる症例の一つです。

 

女性に多いお悩みでもありますが、

実は、女性が気になる「美容」にも関係する物でもあります。

 

「顎関節症」とは?

顎関節症とは、

顎関節や顎関節を動かす筋肉(咀嚼筋)などの痛み、

痛みにより口を開けにくい、動かしたときに音がする、

などの症状が出ている状態の総称です。

 

顎関節の構造は

・下顎骨の「下顎頭」

・側頭骨の「下顎窩」

の二つから出来ています。

 

下顎頭と下顎窩の間に「関節円板」と呼ばれる線維性の組織が挟まっており、関節を安定させています。

 

写真は骨模型なので円板は有りません。

下顎窩を見やすくするため下顎骨を脱臼させていますよ…

正常なものはこうです↓

 

関節としてはゆるく、特に女性では下顎窩が浅いので不安定であると言えます。

 

口を大きく開く時には下顎頭が前方へと大きく動き、

正常でも少し関節が外れたような状態(亜脱臼)になるという特徴があります。

 

耳の前を抑えてみて、口を開けてみてください。

下顎頭が前方へ動くのがわかるかと思います。

 

その為、非常に大きな動きをする関節の一つであり、

関節に何か起こると動きが悪くなったり、

ひどい物では引っかかってそれ以上動かなくなったり、

といった状態になる場合があります。

 

 

なぜ「顎関節症」になるの?

長らく顎関節症の原因は

「歯のかみ合わせが悪いから」

というように考えられていました。

今ではそれだけではないと考えられています。

 

かみ合わせが悪くても何の症状もない場合もあれば、

かみ合わせが問題なくても顎関節症の場合もあります。

 

現在、主な原因と考えられているのは「歯の接触」です。

 

人間の歯は、口を閉じていても実際にはわずかに隙間があります。

つまり、接触していません。

会話や食事の時などに口を動かせば上下の歯は接触しますが、

歯が触れている時間を合計しても一日で20分程度です。

 

歯が接触している時には咀嚼筋は力が入ってしまいます。

つまり接触している時間が長いほど、咀嚼筋が疲労します。

力が入っている間は下顎頭が関節窩に押し付ける為、

顎関節にも負担がかかり続けます。

 

なぜ接触するようになるかというと、

猫背などの姿勢不良で歯が触れやすくなる事や、

ストレスなどによる噛みしめ、睡眠中の歯ぎしり等により起こります。

 

 

このような状態が続くと関節に負担がかかり続け、

そこへあくびなどで過度に大きな口を開けたり、

固い物を噛んだり、

といった負担が加わる事で痛みなどの症状が出るようになります。

 

顎関節ではどんな症状が出るの?

代表的な症状は

・開口障害

・疼痛

・関節雑音

の三つです。

 

開口障害

人差し指・中指・薬指の三本を縦に並べて、口を開けて入れてみてください。

第二関節くらいまで入れて余裕があれば正常と言われます。

 

どれだけ開くかという事よりも下顎頭が正しく動いているかが重要なので、

症状を診る時には、顎関節に触れて下顎骨が動いているかを確認します。

 

疼痛

口を開こうとするときに痛みが出る事が多いです。

症状の出始め(急性期)では動かさなくても痛みがある場合があります(自発痛)。

痛みが出るのは

耳の前側(顎関節)、こめかみ(側頭筋)、顎関節の少し前(咬筋)

などが多いです。

 

関節雑音

口を開くとカクっと音がしたり(クリック音)、

ギシギシとこすれるような音がしたり(クレピタス音)する場合があります。

 

痛みなどが無く、クリック音だけであればそれほど問題ではありません。

(ただし、耳に近いので非常に気になってしまいがちです…)

クレピタス音が出るのは関節の摩擦が多い状態なので、

関節に大きな負担がかかっていると考えられます。

 

これらの症状が全て出るわけではなく、一つだけの場合もあります。

 

はっきりとした症状は出なくても多少動きが悪かったりずれたりという事が気になる「顎関節症予備軍」と言われる人まで含むと悩んでいる人は非常に多いと言われています。

 

 

 

気になる美容への悪影響とは…?

以前のブログでお話した事ですが↓、

実は体に原因があった!?「小顔」にならない理由とは

活発にアゴを動かしている状態ではなく、じっと緊張している状態、

例えば普段ギュっと噛みしめていたり、寝ている時に歯ぎしりをしていたり、

といった状態では、側頭筋と咬筋が大きくなり、顔が大きく見えるようになります。

 

顎関節症の方は上下の歯が接触している時間が長く、

その時は咀嚼筋の緊張が強くなってしまうので、

噛み締めているのと同じ状態になります。

 

筋肉が大きくなるだけでなく、下顎骨が引っ張られて左右に広がり、

エラが目立つようになります。

また、下顎骨のズレや、片側の筋肉ばかり大きくってしまうと顔のバランスが崩れ、

左右差が出やすくなります。

 

ダイエットを気にされる方も要注意です。

口を動かすと痛いので食事中に噛む回数が少なくなります。

 

満腹中枢は咀嚼動作により刺激を受けるので満腹感を感じにくくなります。

また、良く噛まないと結果的に早食いになり、

血糖値の上昇によって満腹感を得る前に食べ過ぎてしまいます。

 

咀嚼回数が減少すると唾液の分泌も減り、

そのため水分を摂りすぎてしまい冷えにもつながります。

冷えて代謝が悪くなると痩せにくい体になってしまいます。

 

顎関節症のセルフケア

 

かみ合わせが原因と考えられていた頃は歯を削ったり手術をしたりといった治療が主に行われました。

今ではかみ合わせは以前ほど重視されず、

またこれらの方法では一度治療を行って効果が無かった場合でも

元の状態に戻すことは出来ず、患者の体への負担が大きい事もあり、

現在では外科的な処置が必要な場合以外にはあまり行われません。

 

食事に気を付ける

痛みがある時には硬い物を食べるのは控えましょう。

症状が落ち着いていれば痛くない範囲で少しずつ噛むようにします。

安静ばかりでは良くないので、

症状が落ち着けば少しずつ使っていく事も大切です。

 

 

顎関節のストレッチ

咀嚼筋の緊張が強くなりすぎると口を開く動作を邪魔してしまいます。

この場合は咀嚼筋を緩める事で開口制限が軽減します。

やり方ですが、

1 開くところまで口を開き、その状態で15秒キープ

2 アゴを前方へ突き出して15秒キープ

3 2とは反対にアゴをひっこめた状態で15秒キープ

4 左右にそれぞれアゴをずらして15秒ずつキープ

1、2、3と4が左右で2セット、合計5セット行います。

 

くれぐれも無理をせず、痛みが出ない範囲で行いましょう。

無理に口を開けると痛みが出たり、悪化したりする事があるので要注意です。

正しく動かせているかどうかを確認するために鏡を見ながら行いましょう。

 

姿勢不良の改善

デスクワーク、特にパソコンに向かっている時間が長い…

いつもスマホが手放せない…

普段あまり動かない、運動不足気味…

以上どれかに当てはまる方は少し背中が丸く、前傾姿勢になりがちではないですか?

前傾姿勢で顔が前に出る状態では上下の歯が触れやすくなり、

自然と歯を食いしばる事が多いです。

特に、うつぶせにの状態で読書をしたりスマホの操作をしたりする際に頬杖をつくとアゴへの負担が大きくなります。

常に正しい姿勢でいるのは難しいですが、顎関節症が気になる方は極力やめましょう。

 

 

あくびを我慢する

過度に大きな口を開けるのが顎関節症の原因の一つです。

せっかく症状が治まってきたのに、大きなあくびをしたらアゴがまた痛くなった…

となっては辛すぎます。

しかしながら、口が開かないようあくびを無理に我慢すると咀嚼筋の緊張が強くなり、

これでも顎関節に負担を掛けてしまいます。

このような場合は、あくびが出る前に手を握ってこぶし作り、顎の下に当てて開かない様にこらえましょう。

 

 

ストレスの解消

精神的なストレスによるイライラが噛み締めや歯ぎしりの原因の一つです。

長時間緊張状態が続くと顎関節症が出やすいので、

デスクワークや運転などのお仕事で同じ姿勢でいる事が多い方は、

可能な限り定期的な休憩時間を挟んで軽く体を動かしたりストレッチしたりするなどを心がけましょう

 

 

顎関節症でお悩みの方へ…

鍼灸では全身のバランスを整え、自律神経のバランスが良くなるとストレスが減り、

体の緊張状態が和らぎます。

体のバランスが整うと姿勢も良くなり、噛みしめも改善します。

お顔の咀嚼筋にも施術をしていく事で筋緊張が緩和し動きも良くなります。

 

上田式美容鍼灸Ⓡの理念である

「顔は心と体を映し出す鏡」

という考え方は、美容に限らずとても大切です。

 

体の状態が整い、緊張が取れて顎関節症が和らぐと共に、

結果としてフェイスラインがスッキリしたり、小顔になったり、

というように美容への効果も期待できるのです。

 

また、当院で行っている小顔矯正では頭の骨のバランスが整う事により、

顎関節症でお悩みの方ではお顔がスッキリするだけでなく

アゴの動きが良くなり症状が軽減する事が多いです。

 

気になる方は一度当院までご相談ください。

 

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