なぜ赤くなる?「赤ら顔」の原因とは!
上田式美容鍼灸Ⓡ、衣笠仲通鍼灸接骨院院長の加藤宏です。
「しわ」や「たるみ」などの影に隠れて、大きなお悩みとしてはそれほど聞かない「赤ら顔」。
その範囲は幅広く、程度の差はあれ実は良くあるお悩みだったりします。
今日は「赤ら顔」についてお話します。
「赤ら顔」って何?
赤ら顔とは、顔が赤くなる事を指す総称です。
原因は多岐に渡りますが、大きく二つに分類すると
◎血流によって起こる物
◎皮膚自体が赤くなっている物
という事になります。
血流によって起こる赤ら顔の原因とは?
このタイプの赤ら顔は拡張した血管の赤い色が透けて見えることによって起こります。
原因には以下のようなものが挙げられます。
気温の変化
気温が急激に変化すると身体が反応して血流で温度を調節する為に血管を拡張させます。
この反応は一時的な物なので大丈夫です。
冷え性
赤ら顔は血流が良すぎて起こると思われがちですが、実は血行不良が原因になる場合が有ります。
代表的な物が「冷え性」です。
血流が悪いと身体では物質のやり取りなどがきちんと行われず、良くない状態です。
そのままでは困るので無理にでも血流を良くしようとするために血管を拡張します。
その反応ですぐに全身の血行が良くなるわけではないので、気温差のように一時だけの反応で終わらず赤ら顔が出来上がります。
自律神経のバランス
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つが有り、状況に応じて切り替わる事で体の状態を一定に保っています。
例えば体温を調節する為に、体温が低いと交感神経が血管収縮して熱を逃がさない様に、逆に高い時には副交感神経が血管拡張させ熱を逃がします。
この二つのバランスは様々な原因で崩れてしまい、そうなると血流にも影響して赤ら顔になります。
また、本来寝ている時以外には血液は重力の影響を受けて足の方に集まりやすくなっています。
自律神経が乱れていると血液が上半身から頭にかけて集まりやすく、のぼせやすい事があります。
このような状態では特にお顔に現れやすくなります。
赤面症
緊張したり恥ずかしかったり、そんな時に無意識に人は顔が赤くなることがあります。
赤い顔を見られたくない…という感情が強くなると人と会うのを避けたりするようになります。
これを「赤面症」とか「赤面恐怖症」と言います。
これも広くとらえると赤ら顔の一種です。
緊張や恥ずかしいという感情などによって自律神経が乱れる事で起こります。
皮膚が薄い
皮膚が薄いために血管が透けて見えやすい事で起こる赤ら顔もあります。
これには、体質的に皮膚が薄いという場合も有りますが、注意が必要なのは誤ったお肌のケアで起こる物です。
角質が溜まった状態は「くすみ」や「ニキビ」などの肌トラブルを起こしますが、摂り過ぎて少ない状態も良くありません。
過度のピーリングや、日頃の洗顔でこすってしまう等で角質が落ちすぎると表皮が薄くなってしまいます。
角質が少ないとバリア機能が低下し、赤ら顔の原因でもあるお肌の炎症も起こりやすくなります。
皮膚自体が赤くなる原因とは?
皮膚そのものが赤い場合の原因は主に「炎症」です。
肌荒れ
肌が荒れる時に炎症が起きているとお肌に赤みが出ます。
炎症が起こる肌荒れが慢性的に起こっていると常に赤みが出てしまいます。
ニキビ
毛穴に皮脂が詰まると「コメド」と呼ばれる状態になります。
その後、アクネ菌などの常在菌が皮脂をエサにして増殖すると炎症が起こり、「ニキビ」が出来上がります。
繰り返しニキビが出来ると炎症も繰り返し、赤みを帯びた皮膚になってしまいます。
その後、炎症が綺麗に治まってくれれば良いのですが、繰り返しできたニキビやつぶしてしまったニキビなどでは痕になって残る場合があります。
ニキビ痕には色素沈着が起こってシミになる物、皮膚が瘢痕化してクレーター状になる物などがありますが、慢性的な炎症を抑える為に毛細血管が拡張して皮膚が赤黒くなってしまう物もあります。
これも赤ら顔の原因です。
皮脂の量が多い
皮脂の分泌が多いと炎症を起こしやすくなります。
これを「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」と呼びます。
多くは頭皮に見られますが、お顔やその他の場所でも起こる事があります。
炎症が起こると赤くなります。
脂物を多く摂取する、睡眠不足などの生活習慣の他、過度なストレスにより自律神経のバランスが崩れる、誤ったスキンケア、体質的に分泌量が多い、などが原因です。
敏感肌
乾燥肌でわずかな刺激で肌トラブルを起こしてしまうお肌を「敏感肌」と呼びます。
ちょっとした刺激で炎症を起こすので、赤ら顔の原因になります。
また、身体はお肌の乾燥がひどいとその状態を何とかしようとして皮脂の分泌を増やそうとします。
結果的に皮脂が多くなると先ほどの脂漏性皮膚炎になる場合があります。
「赤ら顔」から脱するためには?
お肌をこすらない!
やってしまいがちなのは洗顔時です。
ついついサッパリしようとゴシゴシ洗っていませんか?
こすってしまうと角質が落ちて皮膚が薄くなります。
角質と皮脂膜が落ちてしまいバリア機能が低下するので乾燥しやすくなります。
洗顔する時にはしっかりと泡立てた洗顔料をやさしくお肌に広げ、ぬるま湯でやさしく流して落とします。
熱いお湯で洗うと皮脂が溶けやすく、シャワーのお湯を直接かけて流す事も皮脂が落ちやすい原因になります。
冷たい水で洗うのは血行不良を起こしますのでこれも赤ら顔につながります。
絶対にニキビはつぶさずに!
黄色くなったニキビをつぶしてウミを出した事はありませんか?
なんとなくスッキリして早く治りそうな感じがしますが、痕になって残る事が多いです。
ニキビに対して強い刺激を与える事になり炎症が悪化したり、つぶす時に皮膚を傷付ける事で炎症が起こったり、毛細血管が壊れて出血し赤黒く痕が残ったりといった状態になる事があります。
つぶして無くなると楽になった気がしますが痕が残って後々ずっと悩まされることになってしまいます。
自律神経を整える!
血管の収縮・弛緩を調節するだけでなくターンオーバーや皮脂分泌にも関わる自律神経のバランスは大切です。
乱れる事で血行に影響して赤みが強くなるだけでなく、お肌の状態にも影響するので赤ら顔を始めとして様々な肌トラブルの原因になります。
ストレス社会と言われる現代では過度なストレスで交感神経優位な状態になっている方が多いです。
睡眠不足や食事なども関わるので基本的な生活習慣の見直しも大切です。
そして適度な運動や趣味などでストレスを発散するよう心がけましょう。
美容鍼灸で赤ら顔から脱する!
鍼には血行促進作用が有り、血液循環を良くして血行を改善すると赤みを改善できます。
また、マイクロトラウマと呼ばれる細かい傷が出来る事で、コラーゲン分泌を促進しターンオーバーを整え、お肌の状態を良くしてバリア機能を高めます。
そして、赤ら顔も根本の原因は体にあります。
「顔は心と体を映し出す鏡」、上田式美容鍼灸Ⓡでは体を整える事で真の美しさを引き出します。
自律神経を整える事で皮脂分泌や血行、冷えを改善し、ニキビも出来にくくなります。
既に出来てしまったニキビやニキビ痕にも鍼は有効です。
気になる方は一度当院までご相談ください。
※関連記事
まずはお気軽に問い合わせください

あとはスタッフがあなたの症状などをお尋ねしますので、 簡単で構いませんので希望の施術日とご希望をお伝えください。 これでご予約は終了です、電話を受話器に置き電話をお切りください。 皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。
